「ゴルフ場・眺望」第1回~「小金井カントリー倶楽部」
- otachi1955
- 2024年2月8日
- 読了時間: 4分
日本国内には、北海道から沖縄まで、2,000を超えるゴルフ場があります!
これらのゴルフ場の中には、開場から100年以上となる歴史あるコースや、会員権価格が数千万円という高級ゴルフ場から、楽しいエンジョイゴルフ場まで、その種類は多彩です!
また、ゴルフ場は必ずゴルフ場設計家が設計しており、名前を聞いたことがあるからもしれませんが、有名な「井上誠一」をはじめとする、有名ゴルフ場設計家が手がけたゴルフコースもたくさんあります!
このコーナーでは、関東地方を中心に、様々なジャンルのゴルフ場を紹介していきます。
普段は、プレーが出来ないようなゴルフコースも出てきますので、記事や写真を見ながら想像して、頭の中でプレーをしてみて下さい!
祈念すべき第1回は、東京都小平市にある「小金井カントリー倶楽部」です。中央線の武蔵小金井駅からタクシーで1メーター程度のところにあり、バブル期には会員権が4億円を超えていた名門コースで、現在でも5千万円前後で推移しています!

☆小金井カントリー倶楽部の歴史!
…小金井CCの開場は、1937年(昭和12年)です。関係者が渡米して、設計家ウォルター・ヘーゲン氏に、設計を依頼しました。戦後、進駐軍に接収される時期もありましたが、1954年から自主経営なり、1964年にはジャックニクラウスやアーノルドパーマーも訪れています。また、小金井CCは戦前から残っている、数少ない株主会員制倶楽部です。なお、当倶楽部は、お金を持っているだけでは会員になれない、まさに超名門コースであると言えます。

☆小金井カントリークラブの素晴らしさとは!
…中央線の駅から至近距離にあり、小金井街道を挟んでコースがOUT/INに分かれています。そしてコースの外側には、小金井公園が隣接しています。都会のオアシスのような場所にあります。しかし、こんな都会のど真ん中にありながら、コースの距離は長く決して接待ゴルフ場の簡単なコースではありません。笑い話ですが、キャディーさんに小金井CCはなんでこんなに難しいんだ!と文句を言うお客さまもいるそうです!接待コースの優しいコースだと思って来るゴルファーも少なくないというこです。
小金井CCの素晴らしさは、コースもしっかりとしていてプレーヤーの挑戦意欲を誘っていますが、何と言っても「ホスピタリティー」でしょう。名門コースにありがちな偉ぶったところはなく、ゴルフ場の従業員一人一人が来場のお客様に喜んでもらいたいと接してくれることだと思います。その意味で、数々の名門コースでプレーしましたが、小金井CCは総合点で最も素晴らしいゴルフだと確信している理由です!

☆そのコースの概要とプレーしての印象!
…コースの全てを写真でご紹介することは出来ませんが、コースをご紹介しましょう!
OUTの1番ホールは、クラブハウス前からスタートしていきます。ほぼストレートなロングホールで途中から打ち下ろしとなりグリーンは砲台の打ち上げです。小金井CCはベントの2グリーンで、プレー当日はAグリーンでしたが、レギュラーティーからでも3,100ヤードあります!また、各ホールは適度な起伏があり、グリーン面が見えない打ち上げや、短くてもバンカーに囲まれていて、簡単にスコアを作らせてくれません。OUTの最終ホールは、ティーショットが打ち上げで、距離が418yと長いミドルホールで、無理は禁物な上がりホールとなっています!
INコースは、小金井街道の陸橋を渡るとスタートホールの10番ティーがあります。Aグリーンでハーフの距離は、3,294yと更に長くなります。スタートの10番と、続く11番は比較的長いミドルホールが、直線的に配置されていて、都会のど真ん中にこんなに長いホールを続けて配置するほど、ゴルフ場用地があるんだ!と感心していまいます。INコースもホールの所々に起伏があり、コースの難易度を上げています。上がりの17番は200y近い長いショートホールで難しく、さらに最終の18番は、左ドックレックのロングホールで、プレッシャーのかかる上がりホールとなります!
全体的に、フェアウェイには微妙なアンジュレーションがあり、グリーンも難しく、接待ゴルフの方が、キャディーさんに「難し過ぎる」と、文句を言いたくなる気持ちもわかる気がしながら、プレーを終えました。
都心からも近く、周りを住宅に囲まれたオアシスのような「小金井カントリー倶楽部」ですが、また挑戦したいと意欲が増しました!
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